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新島放浪記 その⑥

   


<関係者様各位>
腱鞘炎でタイピングを避けていたため、追記が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。
尚、今後も長時間に渡る執筆は症状悪化の可能性があるので、短編構成でお送りする予定です。



9/2(日) 晴れ時々雨〜曇り

寝付いてからしばらく。
夜明けはまだ遠い、深夜の時分。
轟音で目覚めた。

風か。
それだけはわかった。
だが、それにしても激しい。
うつろな状態で目を凝らしていると、次第に状況が見えて来た。

強風がテントを吹き付け、さらにテントのインナーとアウターの間に滑り込んだ風が激しいバイブレーションを起こしている。
室内を吹き抜ける風も強く、寒さすら感じる程だ。

私はすぐさま外へ這い出て、テントの四隅を丁寧に固定していった。
テント内に戻ると、音はかなり軽減され、風が吹き込むことも無さそうだった。
これで問題無いだろう。

ともかく、昨晩、酔った身体で適当にテントを組んだのがいけなかった。
屋根と食料を確保した我々は、正直言って浮かれていたのだ。

ただ、組み直せたのはいいのだが、僅かに不安も残っていた。
これ以上風が強くなった場合、テントが風に煽られはしないかと。
もし吹き飛ばされるようなことになれば、裏の坂を転がり落ち、大怪我を負う可能性がある。
実は、設営場所の1m後ろには、急勾配の坂が15m〜20mほど続いていた。
坂を上手く転がればまだいいが、落下ともなると、もはやただ事ではない。

いや、こんな憶測はよそう。
そもそも我々の身だけでも百数十キロの錘りになる。
それに、いくら強風と言っても体感による風速は瞬間で10m程度だ。
釣り場においてはかなり厳しい状況だが、この程度で成人男性2人が吹き飛ぶようなことはない。
ここは自らの経験を信じ、再び浅い眠りの世界へ戻るとしよう。



夜が明けた。



気が付くと風雨は収まり、晴れ間こそ無いが穏やかな朝が広がっていた。
浅い眠りの上、ハードボトムによって背中はバキバキに痛めつけられたが、心だけは幾分か和らいだようだ。
そして、辛く長い1日を無事に乗り切った感動を噛み締めつつ、我々は昨夜残った1本のルービーに手を掛けた。

ありがとう、新島。
本日もしくよろ。



さあ、活動開始だ。
テントとゴミを片付け、荷物をまとめる。

で、なにすっか・・・。

昨日ですら時間を持て余したのだ。
本格的にやることが無い。



手が限界なので、本日はここまで。
次回、遂にあれを釣る!?の巻。
乞うご期待!!


新島放浪記 その⑥




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